後編の内容
イタリア・スロベニア・ギリシャ・約2.300キロ、7日間の旅
《ボストイナの岩窟の城(岩に食い込む奇怪な城)》
『オーッ!』と亮平さんの驚きの声。
崖の中腹、白いお城が岩と一体化。お城の名前は『ブレドヤーマ城』。800年前、16世紀にオーストリアが支配、難攻不落の城。岩とぬかるみで足元があぶない!亮平さんが転んだ!足場がキケン!
レンガ造りの城、壁の紋章を見つけて『かっこいい!』と亮平さん。ガイド歴15年のベテラン女性の案内で奥へ奥へと進む。
《守りやすい城》
敵に知られずに行き来し、食料等を運ぶ事ができる秘密の通路がある。
外からの冷たい空気で食糧を保存できる。
城の中はルネッサンス造り
中でしっかりと生活できるので、籠城しやすい。調理場や武器作業場等がある。一番奥の高い所に秘密の通路があって、今回初めて日本のカメラが入った。
狭くて垂直に続いている暗闇の洞窟。なんと37mの高さを登り切って外に出る。狭くて岩だらけ!とてもキケン!
カメラマンも入れないので亮平さんがカメラを持って一人で昇って行く。見ている私もハラハラ。一定の所でストップ!それ以上はキケンで断念!
『この瞬間でしばらく余韻に浸っていたい』と昇る体勢のままの亮平さん。他に類を見ない山城!!
《スロベニアは洞窟大国》
亮平さん、鍾乳洞の世界は初めてとの事で場所を変えて、いざ鍾乳洞へGO!
大きな石筍!!
沢山の鍾乳石、まるで宮殿の大広間。カルスト台地(石灰岩)
50万年の時を越えてスロベニア最大の鍾乳洞ができた。しずくが1mm積もるのに40年かかる。石灰質が豊富(白い洞窟)白いブリリアント、ベージュの柱、2つ並んで対照的な、まるで彫刻みたい。
家庭料理
(ヨタ)…ソーセージ、じゃがいも、キャベツ等の煮込み(ポレンタ)…とうもろこし『日本で食べるより素朴な味がする』と亮平さん。
《「ボンファイヤー」年に一度のお祭り》
山の上で焚火を囲んで皆で歌い明かす。スロベニアの音楽(アコーディオンの伴奏)標高の高い村での楽しみ。
《亮平旅日記より》
プレドヤーマ城からポストイナ鍾乳洞どちらも文句無しのミステリー遺産だった。人と物と自然が融合した絶景と圧倒的な自然の造形。まだ日本では観光地として知名度は高くないけれど、これからはどんどん人気が高まって行く事だろう。との事。
《ギリシャ、アテネ。謎の船が横たわるビーチ》
ザキントス島(旅6日目)空、雲、海の色が鮮やか
「ナヴァイオビーチ」にいよいよ出発!
みどり、岩肌、紺碧の海、船でしか行けない場所周りは岩に囲まれ、砂浜に横たわるサビついた難破船。
ナヴァイオビーチ(昔、密輸船がシケで打ち上げられた)座礁した密輸船「パナヨティス号」ボロボロの船のすき間から青い海を写真におさめる亮平さん。
砂浜に寝転ぶ亮平さん!
《「ポリカロ」網で焼いた魚》
島の可愛らしいモダンな家に宿泊。オリーブの木が生活の全て、家族のように大切な存在。
イカに詰め物をしてハーブとオリーブオイルで丸焼き。『シンプルで最高のバランス』と亮平さん。
ザキントス島(別名:うたの島)
ブズーキという弦楽器を使ってステキなコーラス!難破船によって観光客が来るようになり島が栄えた。
《亮平さんの言葉》
最終目的地ギリシャへ。
太陽が!海が!そして人が明るい!ナヴァイオビーチはこの世のものとは思えない程の美しさ。
あの瞬間は一生忘れられないだろう。ひょうきん者のディミトリスが島の魅力について語るときだけに見せる真剣な顔が美しく、この島全てが語っているような気がした。ギリシャ、ケファロニア島の青の地底湖、メリッサ洞窟。
まだ世界遺産になっていないので、穢れのない海水に太陽が当たって作られる神秘的な青さ。泳いでいるウナギが『神々しい』と亮平さん。
世界ミステリー遺産(前編)! はこちらで語ってます。
ブルーのアンダーライン箇所(出典: フリー百科事典:Wikipedia)より