2021年ポエム集! 2021年ポエム集 2021.12.222023.06.10目次 2021年12月投稿 2021年11月投稿 2021年10月投稿 2021年09月投稿2021年08月投稿2021年07月投稿2021年06月投稿2021年05月投稿2021年04月投稿2021年03月投稿 2021年12月投稿2021年12月22日題名:【一人のクリスマスイブ!?】街はクリスマスツリーで彩られ、イルミネーションが美しく輝きだす彼女はあてもなく街をさまよい一軒の小さな花屋の前に立った花の香りに誘われて大きな百合の花を一本買うと、急いで家に戻りブルーのビンに差してテーブルの真ん中に飾った百合の香りが部屋一面に漂いストーブの灯りに照らされてそこだけ素敵なテーブルセット!小さなイチゴのショートケーキグレープジュースそして大きな百合の花彼女の満足そうな笑顔!幸せそうだった・・・屈託のない笑顔はまるで天使のよう椅子に腰かけテーブルに向き合う何か祈っていた・・・彼女はショートケーキとジュースを口に運びながらテレビに見入っているすると中央の百合の花が鮮やかなオレンジ色に光り輝いて部屋中を照らし出したそして百合の花びらが一枚彼女の頬に落ちた彼女はハッと夢からさめて起き上がった「明日はクリスマスイブ?」「また一人ぼっちかな?」「そうだ!今度こそ・・・実家の家族と過ごしたい!」彼女は決心したように携帯を手に取ると母親に電話で話し出した・・・ 2021年12月15日題名:【悲しみを変えるもの】窓辺の花が枯れてしまった悲しみに暮れる日が多すぎて何も見えなくなっているこんな私を見たくない!そうだ、天の川の見える一番高い山に登ろう!それとも、いっそ宇宙に行こうか世のわずらいをかなぐり捨てて小鳥のように風船のように空の上から街の様子を見てみよう窓辺で一人ぼんやりと空を見上げている・・・あれは私?・・・なんて悲しい顔なの胸が辛くなってきた地上に戻って私らしさを取り戻そうだって苦しみも悲しみも心一つで変えられるもの・・・喜びも悲しみも人生の中でいつも巡っているから・・・ 2021年12月08日題名:【アイススケートの妖精⁉】氷の上を颯爽と走る風を切って爽やかにニット帽の間から三つ編みの髪をなびかせて・・・子供の頃から得意なスケート‼勿論、氷上の妖精とまではいかないけれどスピードの爽快感を楽しむ!・・・・・・・・・・・・・・・カーブに差しかかると前後に振っていた手が誰かにぶつかり、あっという間に尻もちをついた黙って手を差し出す隣りのクラスの男子!つかまって立ち上がる私!その子と手をつなぎリング場を滑り出した何周回っても楽しさは尽きないスケートは自転車と同じ一度体得するとブランクがあってもすぐ感覚を取り戻せるそれがスケートの醍醐味‼自分の描いた夢の世界を楽しく生き生きと通過しながら味わえる小学から成人まで大いに楽しんだ今は滑る機会は、さすがに無いけれどスケートのスピード感は今も体に染み付いている 大好きなスケートよステキな思い出をありがとう! 2021年12月01日題名:【中学一年・ボスとの遭遇】中学一年の私向かいの大手貸本屋時は「貸本屋」全盛時代!親同士が勝手に決めて私はレジのお手伝いい~え、レジなんてありませんただ、金銭の受け渡し一段高くなったまるで畳の番台みたい!今迄、おじさん、おばさんだったのに急に若い娘登場で一斉注目‼昔々の純情娘恥ずかしくてドキドキ、ソワソワ「あの・・・これお願いします」「いらっしゃ・・・⁈」見るとクラスで一番のボス‼私は心の中で「何で○○君が貸本屋に来るのよ!よりによって私が店番の時に!」無性に腹が立ってきた見ると格闘技のマンガ本だった「ふう~ん、こういうの読んでるんだ」期日指定と代金を受け取り黙って本を手渡した二人とも余計な会話は一切無かった翌日学校に行くとボスと目が合う度に相手はニコッと笑いかけてくる「意味わからん‼」そんな私も・・・懐かしい思い出として振り返るボスは今頃ステキなおじさん、いいえ、可愛いおじいちゃんになっているのかな~ 2021年11月投稿2021年11月24日題名:【一人だけの紅葉】紅葉の秋、芸術の秋、スポーツの秋そして食欲の秋…いつも二人一緒だったもみじを散策しながらビオラの音色を聞いてみるマラソンをした後の甘い焼き芋の味どんな時も腕を組んで参加した・・・・・・・・・・・・・・・笛の音で一斉に走り出す今、私は一人で一歩を踏み出した最後まで走れるだろうかあの人のリストバンドを腕に通し、前方のビルの谷間に見える紅い夕陽あの人の残像が私に呼びかける「いつでも、どこにいても見ているよ、安心して優しい心を守っていてね」・・・・・・・・・・・・・・・秋晴れの澄んだ空気の中私の気持ちが凛と響いた… 2021年11月17日題名:【学ランと可愛いポーチ】昔、20代の頃海の有る県まで友人達と出かけた季節は秋・・・海からの風がちょっぴり肌寒いでも潮の香りが心地よかった皆、ビーチボールではしゃいでいる私は一人浜辺を歩き続けた遠くに黒い服装の男性の姿・・・急いで走り寄る学生帽に黒の詰め襟五つ金ボタンの凛々しい学生さんだった可愛らしいポーチを大切そうに持っている「それはなぁに?」「大好きだった彼女が作ってくれた今はもういない…」私はいけない事を聞いたようで黙って今来た道を走り出した暫くして振り返ると学生さんの姿ははるか遠くに黒い点になっていたもっと色んな楽しい会話を沢山してあげれば良かったかな?と後悔した何気ない言葉のお陰で気持ちがほぐれるってあるものね会話や文字の中にほんのちょっぴり本音が入っているのが一番のポイントかもしれないね私は皆のはしゃぐほうに向かってゆっくりと歩き出した・・・2021年11月10日題名:【ピュアなハート】辛いとき勇気をくれる楽しいとき一緒に手拍子してくれる悲しくてポロポロ泣く時はただ黙って肩に手を置いてくれる怒りをあらわにした時は手のひらを両手で優しく包み込んでくれる・・・・・・・・・でも私は知っている自分の気持ち一つで人生が変わる事を自分の気持ち一つで幸せに変えられることを・・・・・・・・・大切なパートナーとの運命の為にもピュアでクリーンで優しさあふれたハートを作り上げて行こう!と決めた・・・2021年11月03日題名:【古城の冒険】冒険の旅に出よう!南の島?それとも極寒の最果ての地?いえいえ、ライン川を下り古城の歴史を辿ってみたい・・・何百年もの昔々古城の王や妃の宴に交じって中世の衣装を身にまとい白馬にまたがった王子を待ってみようかな⁉王子と二人草原を走り抜け緑に囲まれた美しい湖に辿り着く王子が白いガーベラを摘んで髪に飾ってくれた・・・私は中世の長いスカートでフワリと回った途端ドサッと音がして私がベットから落ちた‼「やっぱり夢か…」でも古城探検は諦めない!中世の騎士の甲冑や剣、王冠色んなエピソードがあって面白そう!本当はライン川を舟で下りゆったり古城を眺めるこれが一番楽しめるかな?一人の観光客に戻ろうかな・・・いえいえ、自宅にいたってステキな冒険は出来るさ‼私の冒険心は尽きない・・・ 2021年10月投稿2021年10月27日題名:【魔法の言葉】朝はモーニングコールで起こしてあげる雨の日は向かい側の本屋さんの前で傘を持って待っていてね・・・・・・・・・・・・・・・・・・「おはよう!7時よ、早く起きて!早く!」雨音が少しずつ強くなっていく私は傘をささずに走り出したあの人がグレーの傘をさして立っているのを街灯がボンヤリと照らし出している急ぎ足で駅に向かう人々小走りでバス停に並ぶ学生平日の慌ただしい雑踏の中私たち二人は一つの傘に入り寒さに耐えていた二人とも傘の持ち手に力が入るひたすら押し黙って歩き続けた職場に着いて彼に傘を渡し私は自動ドアの前で振り返った傘から出ていた彼のスーツの左側が雨で濡れているなぜか肩幅も狭く見え背中が寂しそうだった私って…あの人に優しい言葉をかけてあげた事があるだろうか…大切な人と思っているでも伝わらない雨の日のこんな時に言葉の大切さに気づかされるなんて…これからは「ありがとう!」「ステキ!」「大好きだよ!」この三大用語をフル活用しようかな?私は一人クスッと照れ笑い 心の中が温かくなっていく…2021年10月20日題名:【海と山の道標⁉】海はいいわね~!夜の闇に閉ざされ対岸が見えない時嵐でずぶ濡れ飛ばされそうな時どんな時も灯台が照らしてくれるから安心でホッとする・・・山はどうなのかな~!う~ん!山のてっぺんに街路灯は無いし山奥は自動販売機がないからねじゃあ、真っ暗なの?昔々子供の頃~!懐かしい友達の会話を思い出したでも子供の頃宇宙や天体の本ばかり読んでいた私は分かっていた煌々と照らす月!燦燦と降り注ぐ数え切れない程の星たちよあなた達の柔らかな温かい光が山々を照らしてくれる事を・・・雨の日はどうするの?月も星も隠れてしまうねえ、みんな聞いて~!人間て昔から五感以外に第六感を働かせていろんな出来事を解決してきたのよつまり第六感てインスピレーションの事よね感性を豊かにいろんな事に耳を傾け関心を持って知性を磨いていきましょうねきっと今まで以上に視野が広がって人間的にも魅力溢れる人になっていく事でしょうね2021年10月14日題名:都会の中の一人ペガサスに乗って銀河を渡ろう!孤独を背負っても、寂しさを抱えても、苦痛のない宇宙!会話の途絶えた暗闇だけが語りかけてくる「ファンタジーだけでは生きられませんよ」そうだ、都会で一人生きよう!と決めた自分を誇りに思う自信と心の強さを身に着けて・・・2021年10月06日題名:大自然のふところ旅の途中で疲れたら草原の真ん中で大の字になろう!汗が止まらない時は滝のしぶきを浴びよう!お腹が空いてきたらおにぎりをほおばる!日常に戻って行く時の自分を感じながらこの大自然の優しさに包まれるって・・・一番のぜいたく!最高の幸せ!! 2021年09月投稿2021年09月29日題名:まだ見ぬ人よ銀河の中でたった一つ光る星海の中でひっそりと眠る巻き貝山の中で小鳥がさえずる雄々しい木々よそんな壮大なロマンはいらないの私はただ・・・何があっても両手を広げニコニコ笑って迎えてくれる人・・・限りない優しさを夢見ている2021年09月22日題名:夕焼けの不思議遠くの山々にかかる夕焼け雲のすき間から差し込む夕日緑の木々に映えるオレンジ色夕焼けは観る者を素直な心に戻してくれる優しい気持ちに変えてくれるふる里を思う時誰もが幼子のように清らかな瞳に輝く夢のシルエットの世界・・・2021年09月15日題名:秋色の並木道黄昏に染まる空気の中でポプラの葉が私の肩にヒラリと舞い降りた二人で笑い合ったこのベンチにそっと一人で腰かけてみる冷たさが足元から伝わって心の中が震えてる戻らない人を手探りで探す私の想いが秋の日差しの中でさまよう遠くからあの人の足音が近づいて私の手を取ると一緒にポケットに入れたまま黙って歩き出したポケットの中の二人の手だけがホッコリと気持ちを伝え合っていた秋色の並木道が二人の後ろ姿を優しく包み込んでいく…2021年09月08日題名:大切なものを大切に・・・一人の時も二人でいる時もいつも同じ空気だった新鮮な心を置いて来たまま古い腕時計と一緒にこの部屋にやって来た大好きが大切に変わり大切が当たり前に変わって行った「今日の夕飯パスタにする?」 六畳一間の部屋なのにシーンと静まり返った大広間のようだった振り返るとあの人が置いて行ったネイビーブルーのウインドブレーカーひっそりとハンガーに掛かったままだった私は大切なものがたった一つ「真心」だと言うことを知らないふりをして今日まで過ごしてきてしまった…2021年09月01日題名:真実だけが見えてくる南の島の無人島!魚やカニと戯れる文明から離れるのを憧れていたけれど退屈以外何もない私の感性は鈍ってしまったの?夜になると月明りが地平線を照らし満天の星が降るように私にきらめいてくる少しずつ成長した自分に気付く喜びがあるからこそほど良い緊張感が必要なのに大切なものが何なのか広い大きな人間愛を知らない人々・・・気がつくと椅子に腰かけたまま眠りこけていた私…そうだ!もう一度初めから星を見つめてみよう!きっと真実だけが見えてくると思うから…2021年08月投稿2021年08月25日題名:三大北壁制覇マッターホルンに出かけよう!ナップザックを背負いお気に入りのニット帽アイゼンは?ピッケルは?命綱のロープは?なんだか笑ってしまうこれじゃ近所の山登り!でもいつか三大北壁を征服したい!マッターホルンにアイガーそしてグランドジョラス夢は心の中でも実現できるからいいね!2021年08月18日題名:パリの空から古びた石畳の路地裏で窓のスキ間から子猫がのぞいてる小粋なパン屋の店先からチーズパンのいい香り…見上げる空に綿菓子のような白い雲この青空はあの人の所まで続いているのかな?今日もこの坂を上って一人ベンチに腰かける約束の日まであと2日…パリの私に逢いたくて彼がもうすぐやってくるベレー帽に蝶ネクタイ派手なコートを肩にかけキザな格好で来るのかな?でも愛しい人よあなたはありのままで生きてほしい私のこの両手で包み込んであげるから・・・2021年08月11日題名:憧れの帆船七つの海に憧れてひとり冒険の旅に出るマドロス姿の粋な人挨拶がわりのピースサインを跳ね返しマストに昇って遠くの島を眺めていたい…ふと気がつくと作りかけの帆船がテーブルの上で完成を待っている夢と希望を乗せたミニチュア帆船よ私は今、ホビーの世界から大海へと旅立つ・・・2021年08月04日題名:朝陽の中のジョギング君と二人で走ったね木立の中の一本道を露草の香りを感じながら・・・君の擦りむいたヒザを小川の水で洗ってあげよう手をつないで走ろうか・・・君の冷たい手のひらが温かくなってくるのを感じながら僕は優しさの輪が胸いっぱいに広がっていった 2021年07月投稿2021年07月28日題名:青春の想い出紺碧の空と海白いサンゴ礁プライベートビーチ彼と2人だけの世界・・・砂浜で遊ぶ彼を呼んでみた彼はやさしく微笑んでウィンク してくれた私は思わず投げキッス!「早く起きなさ~い遅刻するわよ~!」母の声でガバッと飛び起きた急いで窓を開けて下を見下ろすと彼がいつもの汗臭い柔道着をグルグル回しながらニコニコ笑っている「アレ!?ウィンクは」彼の明るい笑顔を見ながら「この不器用で真っ直ぐな彼を大切にしていこう」夢から覚めた私は心の中でそう呟いた2021年07月21日題名:地球の輝き青々とした夏草の香り小さな小径に小川のせせらぎ照りつける太陽も懐かしい思わず透き通る美しい水をすくって頬にあてるヒンヤリと心地良いこの美しい自然に抱かれて幸福な日々がいつまで続くのだろう繰り返しの日常がとても大切な事だという事をもう一度証明してみたいこの地球が永遠に青く輝いていてほしい・・・かけがえのない大切な地球の輝きとして人々の心の中にとどまっていてほしい・・・2021年07月14日題名:心に響く窓から差し込む朝日が傷ついた心を癒してくれる部屋の隅々まで虹色の光がきらめいて優しく私を包みます楽しかった想い出が涙と一緒にあふれ出てキラキラ輝く空気の中に消えていく何もかも捨ててしまいたい…その時 聞き慣れたあなたのノックの音が私の心に優しく響いてきた 2021年07月07日題名:心の扉約束が果たせないままりんどうの小道で「さよなら」と手を振った鮮やかな紫の花びらがはらりと落ちるあなたは拾ってだまって差し出した言葉は何もいらない瞳の奥で伝えてくれた学びの楽しさと心は一つだと言う事を大切な想い出と一緒に今は心の扉を閉めておこう…2021年06月投稿2021年06月30日題名:雨の朝いつものバス停コンビニ傘がポツンと1つ学生の頃君に差しかけてあげたのを思い出す遠くにバスが見えてきたさぁ~今日も自分らしさを忘れずに頑張ろう!雲の切れ目からほんの少し朝日がのぞきはじめた2021年06月23日題名:夏がそこまで来ている・・・約束の時間に間に合うだろうか小走りに駅に向かう君の姿が遠くに見えた真っ白な眩しいほどの白いワンピースが六月の風に揺れている僕は両手を広げながら走り寄る君の優しい手のひらが僕の頬を捉えた「この穏やかな幸せがいつまでも続きますように」僕は心の中でそっとつぶやいた2021年06月15日題名:真実の輝き素朴で真っ直ぐな心には誰も勝てないでしょう雨風に晒される時もあるけど大きな渦の中では何も見えないもがいてみても心が疲れて抜け出せないの正義が弱気でどうするの!優しい心も穏やかな気持ちも全部脱ぎ捨てて大空に羽ばたいてみたい!真実を曲げずに今はそっとしておきましょういつかきっと朝露みたいにハートに染みて行くことでしょう2021年06月06日旅に出よう君にもらったブルーのハンカチ手作りの日記帳そしてまっさらなハートをかかえて・・・どこまで歩けばいいんだろう朝陽に包まれて君と指きりしたね夢を追いかけながら今だけの倖せって何だろう振り返れば君は花束と笑顔で待っていてくれた 2021年05月投稿2021年05月29日左側の頬に草の香り右側の頬はあなたの優しい息づかい二人並んでサイクリングロード私を追い越してあなたの姿が小さくなっていく泣き出しそうな私優しく微笑みながら私を荷台に乗せて走り出すあなたの背中に夢中で掴まり子供のように小さくなっていた胸の鼓動と緊張感を気付かれないよう息をひそめて・・・2021年05月21日雨にたたずむ君を置いて来たまま列車の窓に背を向けてひたすらに走るレール遠く旅立つ心よ穴のあいた僕のハートをつくろえるのは君の優しい眼差しだけ次の駅で降りよう君が溢れる涙で待っていてくれるのを僕は知っているから…2021年05月16日森の息吹に触れてみたい日常のわずらいを机の片隅に置いたまま新鮮な空気に包まれる道端の可憐な白い花も水の流れにキラキラ輝いてまるで少女の髪飾りみたい降り注ぐ初夏の日差しが素足の私にまぶしく跳ね返る手をつないで駅まで走ろうあなたの大きな手が冷めないスープみたいにいつまでも温かかった2021年05月11日夕暮れの砂浜指でなぞったイニシャルもう消えているだろうか岩場の陰にひっそりと残っていた嬉しさが込み上げてくる月の青 ダイヤみたいな貝殻イニシャルに小さなカニがトコトコと文字を消していく遠くであの人の呼ぶ声が心地良い潮の香りを運んでくれるいつまでも忘れない2人だけのサンセット2021年05月06日さよならのあとで気づいたよ君の瞳が真珠のようだという事を手を離した時君の髪が頬にかかって淋しそうに揺れていた事もそして君の声がかすかに震えていた事も何もかも気づかなかった心だけが君の元へ飛んで行く星空を見上げると南十字星が静かに輝いていた2021年05月01日だまっていてもわかります悲しい時 雲を見つめうれしい時トマトを丸かじり淋しい時はどうするの?明日に向かってサヨナラって小さく叫んでみる胸の奥で こだまして消えて行く何度繰り返した事だろう私の中で綿菓子みたいに甘く切なく消えて行く2021年04月投稿2021年04月28日耳を澄ませば滝の音が聞こえる小鳥のさえずりも蜜蜂の羽の音さえもみんな聞こえてくるよねでも自分の心の音が聞こえてこない画像を見ながら大地に包まれて思い切り心を洗い流そう自身の力で動き出せる事を信じようだってそれが人間のパワーだもの2021年04月22日君の手からこぼれ落ちたのはこわれたハートそのひとかけらを僕は拾ったよ大切な言葉の代わりにこの小さな かけらを両手で包み込んで君のハートを元に戻そう瞳の奥の君がその優しさを待っているから2021年04月19日ドアを開けるとあたり一面真っ白!早朝に霧が立ち込める静まり返った白い空間車のライトが時折走り去るまるでサスペンスこの時間だけの不思議な情景雲海の白の世界もうすぐ消えてしまうであろう街を包み込む霧の世界を私は惜しみながらドアを閉めた2021年04月14日子供の頃のようにヤッホーと呼んでみるコダマが懐かしい思い出を届けてくれるまだ生まれたての空気の中でみずみずしく 清々しく素直な自分に戻っていく緑に囲まれた木漏れ日の下で自分を取り戻すあなたがいる2021年04月09日流れ星の特急便に乗って銀河を散歩しよう はるか彼方のその向こうに何があるの?優しさだけを待っているならいつもの食卓のほうが温かい目覚めると食べかけのチョコホッとして空を見上げる朝方の空に白い月がほんのりとまだ残っていた2021年04月07日ふりかけでおむすびを作ってみた案外うまく出来た引き出しにトマトスープが一つ大きな口をあけた途端僕は目が覚めた窓のすき間から甘いタマゴ焼きの匂いすごく倖せな気分そうだ!夕飯はカレーを作ろう春風がカーテンをパタパタ揺らしてる2021年04月05日早朝CDをかけてみる遠い昔の「夢のカリフォルニア」心を突き動かすものは今も変わらない希望の灯りいつまでも消えないでいてほしい桜の花びら ブルーの便箋もう四月の風が微笑んでいる2021年03月投稿2021年03月29日雨のあとの柔らかな空気の香り鮮やかに花達がよみがえり語りかけてくる好きな花を摘んで今すぐ手渡そう花のしずくがあなたの心に広がってきっと優しさがあふれるでしょう2021年03月25日腕いっぱいに抱えた太陽の光こぼれてしまわないようにそっとベンチの下に隠そう光の輪が木漏れ日になってあの人の窓辺に届く頃私は麦わら帽子を被って笑顔で駆けてくるあなたを待っている2021年03月22日朝の目覚めさわやかな風を受けて素敵な今日を大切に過ごそうこの瞬間は今だけのものだから・・・