大相撲談義・偉人の名句名言集・ポエム集は曜日を指定せず、その時の状況に合わせて随時、AM6:00には投稿しています。
カズばあちゃん待望の新刊!!

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不思議なモヤ(霧)の造形!

神秘な体験談

はじめに

今日の私の神秘体験は35年程前の心に残る情景を話してみようと思います。

初めてのキャンプ場

仲の良い友達2家族と一緒に地元のキャンプ場に1泊2日の予定で出かけて行った時のこと。

夏休みに子供達にも、いろいろな体験をさせようという事で、電車、バス、ハイキングコース等を利用して現地に到着。

アウトドアに詳しい家族がいて、その人達の指示に従ってテントを張ったり、虫よけランプを取り付けたり、何しろ、子供達とのバーベキューの準備はとても楽しかった。

ウキウキ

バンガローも有り、他の多くの人達のにぎわいが更にウキウキ感を増していった。歌ったり、ゲームをしたり、子供達はわけも無く、親達の周りをグルグル回って溢れる程の喜びを、体いっぱいに表していて、そんな様子を見ていると平和な安堵感に包まれる。

寝苦しいテント

子供達は・・・

夜も更けて、ぐずる子供達をうながしてそれぞれのテントに入り、眠りについた。子供達は初めてのテント生活に興奮気味で中々寝つけない様子。

私は・・・

私はと言えば、テントの床を通して伝わってくる地面や、石ころのゴロゴロ感で痛くて眠れない!何度も寝返りを打ちながら悪戦苦闘!

ウトウトしていると、そのうちテントの周りが明るくなってきて、子供の頃から早起きだった私は、静かにテントから抜け出し、自然に囲まれたキャンプ場の新鮮な空気の中で大きく深呼吸した。腕時計に目をやると、5時少し前だった。

昨日の疲れからか、テントやバンガローから誰も人が出てくる様子は無く、寝静まっていた。

散歩の途中で出逢った池

私は少し散歩をしようと思い、道はよく分からなかったけれど、奥まった小道の方へ歩き出した。

ほんの少し歩いたところで、湖のようなものが見えた。そばに寄ってみると湖よりは小さく、池のようだった。

モヤが立ち込め

池の向こう側と、私のいるこちら側とは木々の状態が違っていて、池の奥は山肌が隣接して池に迫っており、山の木々の間から、モヤ(霧)が立ち込め、それが池に向かって降りてくる。

一方、池の水面からは蒸気が上に向かって登って行く。

モヤ(霧)の神秘な造形

不思議な光景

山から降りてくるモヤ(霧)と池から上がって行くモヤが白いかたまりとなって合流し、その場所だけ不思議な独特の雰囲気をかもし出していた

わずかな時間

その情景を見た瞬間、私の体は固まってしまって、ただ呆然と見とれていた。どの位の時間が経ったのか?ほんのわずかだったと思う。

そしてその状態は、みるみるうちに消え去ってしまい、モヤ(霧)も晴れて、辺りは緑に包まれた静かな池に戻っていった。

私は急いで来た道を引き返し、テントに戻っても、今見た事は、しばらくの間、誰にも話さなかった。というよりは話せなかった・・・。

画像とは違う現実の情景は圧巻!!

以前から山や海、湖、空、原風景や鉄道等を、とらえた写真家の方々の写真集や雑誌、TV等で拝見しているけれど、自分自身がその情景をの当たりにして、感動のあまり言葉を失った。とても神秘的で今まで見た事もない風景だった。

大自然

画像とは違って息づいている大自然の美しさ、雄大さを思い知らされた。

幼い頃から「早起きは三文さんもんの得」とよく聞かされてきたけれど、誰もが寝静まっている間に自分だけ見る事が出来たのはやはり幸運かも。

季節や天候、時間帯のタイミングが合致して条件が整った時だけ、見れるものなのかもしれない。何十年もの間、私はその時の情景を昨日の事のようによく思い出す。

あまりにも

この美しい地球が温暖化や環境汚染で、破壊されていくのはあまりにも悲しい!!

他の星を求めて、さまよう人類!?

住みづらくなった地球を去って他の星に移住する事を真剣に考える時代になってしまったのだろうか。

・コスト削減による宇宙ロケットの大量生産構想

・火星に的を絞っての様々な試み等々・・・。

今やその方向で時代は急速に動いて行っている・・・。