2022年12月投稿

【世の中のいざこざの原因になるのは、奸策や悪意よりも、むしろ誤解や怠慢だね】 「若きウエルテルの悩み」より
ヨハン・ゲーテ
(1749~1832)
ドイツの文豪、詩人
代表作《若きウエルテルの悩み》
★「まぁ、いいか」の怠慢さが、災いの種になる。

たった一言を怠ったり、ないがしろにした為に人は気まずくなったり、誤解を招く事って結構多いと思います。きちんと言葉で丁寧に伝えていく事が大切です。誤解がとければ、晴れやかな気持ちになれますものね。

【世の人は 我を何とも ゆわば言え我が成す事は 我のみぞ知る】
坂 本 龍 馬
(1835~1867)
(京都近江屋で暗殺される)
江戸末期の志士。土佐郷士。
勝海舟の門下に入り、倒幕と明治維新に関与した。大政奉還に向けて尽力した。
★世間の人には、好きなように言わせておけばいい。自分の成すべき事は自分にしか分からない。と言う意味。(世の中を大きく変えるような大事は、他人には中々理解してもらえない)
物事を恐れず、チャレンジ精神が旺盛で合理的思考を持ち、若々しい青年のイメージがある魅力的な人物。

今なお、ファンの多い龍馬の信念を貫こうとする決心や覚悟!自身に満ち溢れていますね。同じ高知県出身の「三山ひろし」さんの「いごっそ魂」には、この一節が載っています。ここにご紹介しましたので是非、聴いてみてくださいね。
日本クラウン演歌・歌謡曲公式チャンネルのYouTubeはこちらからご覧になれます。
日本クラウン演歌・歌謡曲公式チャンネルさんに心から感謝します。
2022年11月投稿

【我は女なり、いかに思える事ありとも、それは世に行うべき事か、あらぬか】
樋口一葉
(1872~1896)
25才で死去
作品~斬新な描写 雅俗折衷体
(写実的手法)
【たけくらべ・にごりえ・十三夜 おおつごもり】
★女性が思ったことを実行できない、苛立ちの心情を表現している。男尊女卑の封建的な世の中に対し、女性の立場を確立しようと努めた。

家計を助ける為に小説家を目指し、女性の自由意志を尊重すべく、孤独に闘い25才の若さでこの世を去った、一葉の人生を振り返ってみたいと思います。

【過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのはさらに不幸を招く近道だ】
シェークスピア
(1564~1616)
★困難に会い、自分が何をすべきかが見えてくる。

人生は二者択一の繰り返しですものね。時間を、そして人生をムダにせず成し遂げたかった事に挑戦、又は再挑戦してみましょう!


【人の悪い事(欠点)はよく見ゆるなり わが身の悪い事は覚えざるものなり】
蓮如(れんにょ)
(1415~1499)
室町時代の真宗僧
★人の欠点はよく見えるが、自分の欠点には気がつかないものである。
他人の言葉には細心の注意が必要であると言う意味。

私を含め人間は皆、自身の事は見えないものですね。だからこそ、寝る前にその日一日の出来事を思い返してみましょうね。案外、必要としているヒントが見つかるかも⁉
2022年10月投稿

【クレオパトラの鼻、それがもう少し低かったら地球の全表面が変わっていただろう】
パスカル
(1623~1662)
哲学者・発明家「パスカルの原理」
★歴史上の偉大な人物、クレオパトラはシーザーを魅了してエジプトを統一。アントニウスをも誘惑した。単なる恋愛が全世界を動かしてしまう。世の中の儚さ、浮世を言い表している。

皆さん良くご存知の名言ですよね。昔エリザベス・テーラー演じるクレオパトラの史劇を何度も観ました。世の中の些細な事から大きな出来事に発展してしまう空しさや、やるせなさを感ぜずにはいられませんね。

【 去る者は追わず 来る者は拒まず】
孟子(もうし)
(紀元前372~前289頃)
中国 儒教の思想家
★去る者の心に任せ気持ちを尊重し、相手を見守る。又、出会いも大切な財産。何かしら得るもの、学ぶべき事があるはず。

出会いも別れも人生の大切な基盤ですね。何事も良い方向に解釈をして「人」を大切にする、幸せな人生を送りたいですね。

【寒さに震えた者ほど、太陽を温かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る 】
ホイットマン
(1819~1892)
アメリカ合衆国の詩人、ジャーナリスト
★人間として生まれたからには、苦しみや悩みが多いほど人の辛さや悲しみが理解できる。

どうにもならない「しがらみ」までも許容できるでしょう。自分を大切にしながら山あり谷ありの人生を「さぁ~来い‼」とばかりに「ドン!」と受け止めましょう。
2022年09月投稿

【賽は投げられたり】
(賽は投げられた)
ユリウスシーザー
(紀元前100~44・3月15日)
古代ローマ最大の野心家、政務官、文筆家
★「もう後戻りできない、進むしかない」軍隊を率いてルビコン川を渡るときの有名な決断の言葉。

若い頃、洋画の史劇で何度も観ましたね。皆さんは人生において決断を迫られたことはありますか?長く生きているとその「門」を何度もくぐってきたなと、感慨深いものがありますね。

【人生意気に感ず】
魏徴(ぎちょう)
(580~643)
中国唐時代の名臣で、硬骨漢で知られている。
★意気に感ずるところあれば、功名や利益にとらわれず努力する。

最近は「努力する」と言う言葉が、あまり聞かれませんが野球で有名なイチロウ選手や大谷選手は子供の頃、人一倍努力してきた方です。そして今の栄光をつかみ取りました。私は努力と言う言葉が大好きです。


【好事門を出ず、悪事千里を行く】
(事文類聚)
古今の事実、古今の詩文を集めたもの。
★善行は人に知られないが、悪事は、瞬く間に広がってしまう。

良い行いを積み重ねていくと自分の大事な場面で、何らかの形で救われる。又、悪事を働いていると、うまくいった!と思っても結果的に窮地に追い込まれる。陰ひなたのない生活を堂々と生きたいですね。

【汝の運命の星は汝の胸中にあり】
フリードリヒ・フォン・シラー
(1759~1805)
18世紀、ドイツの詩人
★自分の心の持ち方が全ての結果を招く。運命という言葉にとらわれず、自分の置かれた立場を切り開いて行こうとする信念を持つ。

運命だからと勝手に決めつけず、「自分の人生だから諦めるものか‼」という気持ちで皆さん、頑張りましょうね。心の呪縛が取れると精神的に楽になって行動が出来ますものね。

2022年08月投稿

【幸福の最も大きな障害は過大な幸福を期待することである】
ベルナール・フォントネル
(1657~1757)
フランスの著述家(99才長寿の方)
★幸福になりたいと言う思いが強すぎて、あれもこれも欲張りすぎると、結局は幸せを逃がしてしまう。

身近にある小さな幸せが、自分自身を成長させ、心を豊かにし、感謝の気持ちを持たせてくれる事に気づきたいですね。

【色見えで うつろうものは 世の中の人の心の 花にもありける】
小野小町(おののこまち)
(平安時代の歌人)
三十六歌仙の一人
美貌で名高い美しい方
★人の心の移りやすい事を、花に例えたもの。
「古今集」の序に出ている。

人の気持ちというものは、悲しいかな年代、環境、体験など様々な出来事によって流れ、変わっていくものです。

良いか悪いかではなく、それに耐え得る自身の度量を培っていきたいですね。


【いつまでも続く、不幸というものは無い。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかの、いずれかである】
ロマン・ロラン
(1866~1944)
★「ジャン・クリストフ」十巻
ノーベル文学賞受賞
(私が中学生の時の愛読書です)

私のプロフィールに載っている好きな言葉、ヘレンケラーの「人生はどちらかです。勇気を持って挑むか、棒に振るか」と同じ意味合いです。

失敗しても悔いが残らないような人生に、挑戦してみて下さいね。


皆さん、おはようございます。今日は偉人の名句名言ではなく、実際にあった出来事を語りたいと思います。
ある年輩の男性が臨終の床で
【これから冒険の旅に出る】
と言って、亡くなりました。
★私は常日頃から冒険が大好きで冒険に憧れ、リアルでもバーチャルでも冒険を語り、体験してきた者として、なんてステキな言葉、なんてステキな人生、なんてステキな人!と思いました。

これからその方が行くであろう、死後の世界を「冒険の旅に出る」という表現で表すなんて、その方の生きてきた人生が、充実した素晴らしいものであった事を物語っていますね。最後にひと言!粋な人ですね。

2022年07月投稿

【成功とは結果で計るべきではなく、それに費やした努力の総計で計るべきである】
エジソン
(1847~1931)
★発明家(蓄電器、白熱電球、活動写真等々)

エジソンらしい言葉ですね。正に不屈の人です。外見や形、結果にとらわれている世の中に対して、人間としての精神論を唱えています。


【人事を尽くして天命を待つ】
古諺(昔からの古いことわざ)
★最善を尽くして、あとは天に任せるの意味

この言葉を聞くたびに、とても清々しい気分になります。頑張って、努力して自身の持てる全てを出し切って事を成し遂げた時、結果が吉と出るか凶と出るか、

又は成功するか失敗するか分からないが、運を天に任せるしかない程、頑張った自分を誇らしく思える日が来るかもしれませんね。


【四十を過ぎた人間は自分の顔に責任を持たなければならぬ】
リンカーン
(1809~1865)
第16代アメリカ大統領
★大統領に就任した時の言葉

それまで生きてきて培われた人間性を、自信を持って発揮できるように準備しておきましょう。外見ではなく、広い大きな器が試される年代ですね。


【一生の間に一人の人間でも幸福にする事が出来れば自分の幸福なのだ】
(短編小説「一人の幸福」に出てくる言葉)
川端康成
(1968年ノーベル文学賞受賞)
代表作「伊豆の踊子」「雪国」
★1~2才で父母を亡くし、14才迄に祖父母と姉の全ての肉親を亡くし、天涯孤独となった川端康成の名言。

他人の幸福を自分の幸せと、実感できる天涯孤独の川端康成の絞り出すような幸福感、精神論ですね。私もその境地に達したいです。


【義を見て せざるは 勇無きなり】
論 語
(孔子の弟子が記録した書物)
★正義にかなう事を知りながら実行しないのは勇気のないためである。
★正しい事を行うには勇気がいるという教え。

たった一人で正しい事、理にかなった事を主張するのは中々難しいわよね。でも、信念を持って挑戦してみましょうね。
2022年06月投稿

【笑いは全人類の謎を解く合鍵である】
カーライル
【美しい笑いは家の中の太陽である】
サッカレー
【笑いは音楽のようなもの 笑いのメロディーの聞こえるところでは人生の災いは立ち去ってしまう】
サンダース

笑いのあるところには幸福感がいっぱい‼辛い時も悲しい時も心の切り替えを鍛えておきましょうね。

【人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり】
武田信玄
(戦国時代の大名)
(1521生~1573没)
上杉謙信と川中島の合戦
★城を持たず、建物よりも人(人材)を中心に人を大事にしてきた方。

人の欠点にばかりとらわれず長所を生かして認め合いましょう。いつか協力し合える時が来るかもしれません。


【神仏を尊びて神仏を頼らず】
宮本武蔵
(1582~1645)
江戸初期の剣士 二刀流の使い手
「五輪書」「兵法書」
★神仏を敬い大切に思っても
神頼みばかりではいけない。

努力をしてこそ、身について大切な事が見えてくるのよね。


【心頭を滅却すれば火もまた涼し】
快川紹喜 臨済宗の僧
(1502~1582)
戦国時代
武田氏に殉じて焼死
★いかなる苦痛も心を澄ませて超越すれば感じない。

昔の人の精神力は凄いですね。せめて想いだけでも汲み取りましょう。

2022年05月投稿

【吞気に見える人々も心の底を叩いて見るとどこか悲しい音がする】
夏目漱石 小説家
(1867~1916)
「吾輩は猫である」
★人間の悲哀 人生のはかなさ人はそれぞれ悩みを抱えている。

人をねたんでいる暇はないですね。


【苦は楽の種 楽は苦の種と知るべし】
徳川光圀
(1628~1700)
(江戸時代、随一とうたわれた水戸藩の明君)
★皆さんご存知の水戸黄門様です。苦労は善き事を生み出し楽をすると苦労が付きまとう。

苦労は進んで行いましょう。



【祇園精舎の 鐘の音 諸行無常の 響きあり】
「平家物語」「源平盛衰記」
一切のものは無常であって不変のものは無い
★月日が経てば物事は変わりゆく。

時代の流れに即応して自身の立場を築きましょう。


【想像力は知識よりもっと大切である】
アインシュタイン
【想像力は万事を左右するそれは美や正義や幸福をつくるそれらはこの世の万事である】
パスカル

感受性・想像力は人間の特権。想いを羽ばたかせて幸せを。

【僕の前に道はない僕の後ろに道は出来る】
高村光太郎
(1883生~1956没)詩人
1941年「智恵子抄」
★人が敷いたレールを歩かず何も無い所を自ら歩いて行く自分で道を切り開く。

自信と責任を持って進もう。
2022年04月投稿

【物言えば唇さむし秋の風】
松尾芭蕉
(1644~1694)
江戸時代の俳人
★芭蕉の座右の銘(人の欠点を言わない自分の自慢ばかりしないの意味)

世の中を渡って行く秘訣は沈黙の中にあると言っている長所を認め合いましょうね。


【和を以て貴しとなす】
(わをもって とうとしとなす)
聖徳太子
(飛鳥時代の政治家)
(574生~622没)
★心を柔らかくし柔らかい人間関係をつくる事を説いている。

協調性の大切さを言っています。「柔和」の言葉がピッタリ!
