おはようございます。今日は二十日に行なわれた小山場所の楽しい様子やエピソード、スマホでの写真を織り交ぜてお話しさせて頂きたいと思います。是非最後まで楽しんで見て下さいね。
※力士の方々の写真はスマートホンでの撮影です。
※それ以外の写真はイメージです。
先日の20日に開催された小山場所に参加する機会がありました。
晴天、猛暑の中、県内外からの4千人のお客様で【満員御礼】となり、会場には【千秋楽】と書かれた札が貼られ、本場所さながらの熱気を帯び、大盛況でした。
お土産・グッズコーナーは長蛇の列。暑さの為、私達は外には出ず、お土産やグッズの購入を楽しみました。通販には品切れの物もありましたが、現地で入手出来たので、ラッキーでした。
私達は土俵の有る指定席以外で力士に逢う機会はありませんでしたので最後のプログラム、幕内力士の試合後、私たちの席の横を通る通路で力士たちを待ちサインを頂くことに挑戦しようと覚悟を決め(笑)、そのことに徹しました。
そして朝乃山関と熱海富士関に頂くことができ、本当にホッとしました。ありがとうございました。
そして今回サインを頂く時に起きた、ほんの小さなエピソードがあった事を見逃す事は出来ません。
まず豪ノ山関に通路でサインを頂く時に、私は準備がよく出来ていなくてサインペンの太文字のほうのキャップを開けてしまい、慌てて細文字用のキャップを開け、今度は太文字のキャップを締める時に指にインクを付けてしまい、ゴチャゴチャやっていたら・・・
豪ノ山関が「沢山開いてしまいましたね」…でも焦らなくて大丈夫だよ…と、その先の言葉まで聞こえてきそうな優しい思いやりの言葉でした。
他の人にしてみれば何でもないような出来事ですが、私は感激してしまい、帰宅してから友人・知人にその事を告げました。すると「何気ない優しさって、心に響くわよね~」と皆で話が弾み、予想外の盛り上がりに私自身、ビックリしてしまいました。
そして次は最後の最後、結びの一番【大関・貴景勝】関の取り組です。でも忙しいらしく皆と同じ通路は通らず向かい側のドアから出る所を写真やサインを求める人たちに囲まれて、ごった返していました。
私は人垣をかき分け、かき分け中々前に進めません。付き人が「これで終了です。急いでいますから」との声‼私は啞然としました。「遅かった‼」
でも目の前に大関がいる!ここまで来て諦めるものか!と満身の力を振り絞って「大関!お願いします‼」と声を張り上げました。
気がつくと皆、観客は席に戻り、一歩先に居る付き人、そして大関、私。その後ろには心配そうに見守る私の連れ。その四人の構図になっていました。
進もうとしていた大関・貴景勝関は「ん⁉」と足を止め、振り返りジッと私を見ました。
この時私は笑顔を見せれば良かったものを、緊張のあまり顔が引きつっていたかも知れません。私はすかさず「サインお願いします」と色紙とペンを差し出しました。大関はサラサラと流れるような仕草で書いて下さり、
私は「ありがとうございます!」と一礼すると大関は黙って静かに色紙を私に渡し、雄々しく去って行きました。
この一連の流れは、あっという間の出来事でしょうが、私にはとても長く感じられました。
そしてこの事は男気溢れる【大関・貴景勝】の私だけの伝説の一場面として深く私の心に刻まれたのです。
あの時は、お引き止めして大変申し訳ございません。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
力士の方々と直接触れ合う巡業は、その人間性みたいなものにも出逢う機会があり、楽しさ満載ですね。
いかがでしたか。本場所、巡業、合宿と大相撲には様々なスケジュールやイベント、地方の人達とのふれあいもあり、充実した楽しさが揃っていますね。
まだどの分野も体験された事が無い方は、自分に合った、身近なものから参加してみると良いかも知れませんね。きっと力士のファンになり、大相撲が好きになる事でしょう。