明治大学マンドリン俱楽部の大ファン

今回のコロナで楽しみにしていた公演等が、いくつか中止になり、とても残念な思いをしています。コンサートといえば、私は明治大学マンドリン俱楽部の大ファンで、いつも定期演奏を楽しんでいたけれど例え中止でなく延期になったとしても、大事をとって今はあきらめる事にしています。
《はじめて、子供だけのコンサート》
中学1年生の時、たしか春休みだったかな?母親から明治大学の演奏会のチケットがあるから「誰か友達を誘って行ってきなさい」と言われ、私はとてもビックリした。
それまでは親や誰かしら大人の人に付いて、劇や歌などのコンサートに行ったことが何度かあったものの、友達と2人だけで地元とはいえ、大きい会場で観るなんてはじめて!私は同い年の従姉妹と一緒に行くことに決めた。何しろ子供なので周りの客層や雰意気等が目に入らず、ただ、ただ舞台の緞帳が開くのを緊張しながら待っていた。
《明治大学マンドリン俱楽部とのはじめての出逢い》
幕が開いて、そこにはズラッと並んだツメ襟の学生服の勇姿たち!ワクワクドキドキでした。
そして、マンドリンの音色を最初に聞いて密かに、心の中で「大正琴にとても似ている」と思った。
《マンドリンの音色に魅せられて》
もの悲しさ、それでいて優しく包み込まれるような上品で、憂いを含んだマンドリン独特の音色が心の中に染み入ってくる。
ラジオから、テレビから、そして母の口からも流れ出てきた子供の私でも聞き覚えのある、かの有名な「古賀メロディー」だった。
古賀先生の作品は大好きで晩年はCD等を集めて楽しむことが多くなった気がする。
文学的な歌詞とメロディーが1人の人間の心を鼓舞し、日々の生活を明るくし、未来に希望を抱かせるように感じられる。
そして古賀メロディーが人間の奥底にある孤独を引き出して、解放感を与えてくれるようにも思います。
《誰にとっても大切な心のメロディー》
今はコロナ渦にあって、明大マンドリン俱楽部の定期演奏会の鑑賞ができす、感激を新たにする事ができなくて残念でならない。勿論、ネット上で明大のいろいろなコンサートの様子は見られるけど、会場で直接聞くのが1番だと思っている私にとっては物足りないね。明大マンドリン俱楽部の創始者、古賀政男先生の名曲は永遠不滅です!!と力強く言ったものの…
