「名探偵ポワロ」について
《アガサ・クリスティーの不朽の名作》
若い頃は、あまり気付かなかった事が、今ではその名作たる由縁が、かなりのスピードで
この私の「灰色の脳細胞」に入り込んできた。

俳優「デヴィッド・スーシェ」の演技力、上品で眼光鋭く、時には優しさをたたえた笑顔。でっぷりとした小柄な体格に、ステッキを巧みに使い、スマートで素早い歩き。
脇を固める登場人物は秘書の「ミス・レモン」の美しいおばさんとスマートでハンサムな相棒「アーサー・ヘイスティングズ」。そして事件を一緒に解決する「ジャップ」警部。といったようにポアロの他に3人だけのレギュラー陣。
ストーリーも、キャストも全てがシンプルで軽快なセリフ回しも何年も昔から定番のスタイルで演じられてきたこの「名探偵ポワロ」はシンプルで、起承転結がはっきりして居り、短い時間でスマートに、アッという間に事件を解決してしまう!
よくあるドラマの説明的部分が無く、又、今は亡き声優「熊倉 一雄」さんの独特な口調も、何もかもが、ムダ無く、軽快なタッチで流れて行く。
《オープニングのレトロで小粋なイラストの中のポアロ》
「アガサ・クリスティー、ポアロ、オープニングテーマ」の謎めいたサックスの音色が、これから始まろうとする事件の謎を解く名探偵ポワロの活躍への期待感を増幅させるにふさわしい効果に溢れている。

益々、興味深い部分に気づき、又、それらを見つけ出す喜びさえ感じる。何度も好奇心を持って探求していく姿勢は自身の大切な財産になるという事を長い経験を通して、しみじみ思う。
《デヴィッド・スーシェのポアロ》
過去にいろいろな人が名探偵ポワロを演じてきたけれど、私はこの小柄で粋で眼光鋭く、洞察力のある太めのデヴィッド・スーシェのポアロが最高!!
他の映画やドラマを見慣れていると名探偵ポワロのドラマは、あまりにも簡単で物足りなく感じるでしょう。
でもストーリーの奥深さと名俳優達の演技の中に光る、瞳のささやきを必ず見つけ出してね!番組の方は、一定期間が過ぎるとまた別のドラマが始まってしまうので

ブルーのアンダーライン箇所(出典: フリー百科事典:Wikipedia)より